eラーニング

私は昨年福祉に関する資格を取得しました。自分の知識不足を補い、支援の質をアップさせようと思ったのがきっかけですが、働きながら取得するには、勉強時間の確保をどうするかが大きな問題となり、一歩踏み出すまでに少し時間がかかりました。皆様の中にも、資格を取りたい、勉強したいといった志があっても、ご家庭の事情や諸々を考えると、なかなか一歩踏み出せないといった方も多いのではないでしょうか。しかし、学びたい気持ちがあるのに、何もしないのはもったいない!そこで、今回のコラムでは、近年学習手段として注目を集めている、eラーニングの話をしていこうと思います。
【目次】
1.eラーニングとは
2.おすすめポイント
3.隙間時間を活用しよう
4.まとめ
1.eラーニングとは
eラーニングとは、”Electronic Learning”の略で、インターネットやデジタル技術を活用した学習手法のことを指します。コンピューター、タブレット、スマートフォンなどを通じてビデオ講座やテキスト、クイズなどの教材を提供しており、自分のペースで学習することが可能です。eラーニングは、従来の教室での学習とは異なり、時間や場所に縛られず、必要な情報を効率的に習得することができます。
2.おすすめポイント
1)仕事をしていると常に新しい情報やスキルが求められますが、自身の業務と並行して新しい学習を行うのは、難しいことが多いです。しかしeラーニングであれば、自分のスケジュールに合わせて必要な情報やスキルを効率的に習得することが可能です。通常の教室型の学習では、特定の時間と場所に集まる必要がありますが、eラーニングでは、自宅・会社、移動中など、どこでも学習することができ、また、自分の好きな時間に学習を進めることができる為、隙間時間の活用をし、働きながらでも効率的に学習を進められます。
2)教育費用が削減できる点も大きなポイントかと思います。これまでの教室での学習では、物理的なスペースや講師・教材など、多くのコストが発生しますが、eラーニングでは一度制作した教材は何度でも使用することができ、多数の人々に同時に教育を提供することが可能な為、大幅にコスト削減ができます。よって、学習者に求められる費用も少なく済みます。
3)どの順番で学習をするかや、一部のスキルを習得している人であれば、その部分はとばして、必要な部分だけを学習する等個々の学習者のニーズに合わせて学習することができます。また、一人一人の理解度に合わせて進行速度を調整することも可能であり、重要な部分は何度も繰り返し学習する等、より自分に合った方法で効率的に知識を身につけられます。
3.隙間時間の見つけ方
勉強時間の確保には隙間時間の活用が鍵です。日常生活の中で無意識に過ごしている時間を有効活用することで、効率的に勉強できるようになります。
まずは、自分の1日のスケジュールを細かく書き出してみましょう。書き出してみることで、隙間時間なんて見つからないと思っていた人でも、思っている以上に無駄にしている時間に気づけることがあるものです。
社会人が勉強に充てられる隙間時間としては、下記のようなタイミングが考えられます。
・通勤、退勤時の車や電車、バスの車内
・休憩時間
・トイレ
・入浴時間
・テレビやスマホを見ている時間 など
上記のような隙間時間全てを勉強に充てるのは難しいですが、上手に活用すれば、勉強時間の確保ができます。映像コンテンツでも、まずは聞き流しから始めてみる等、ぜひ自分に合った勉強方法を見つけ、知識を増やし、より良い支援や生活に活かしていってほしいです。
4.まとめ
eラーニングには様々なジャンルがあり、近年は研修等でも活用されています。一見自分とは関係のない内容のものだと感じても、学習してみると、実は仕事や生活に結びついており、為になる内容であったりもするので、少しでも興味のある方は、活用を検討してみてはいかがでしょうか。