地域福祉推進の原動力~職員さんからのお気持ち。

当法人の地域で運営されている子ども食堂“&ゆう”普段は法人の管理栄養士、調理員のスタッフが調理担当としてボランティアに伺っています。今回は、法人に勤務する看護師のご家族さんがご自宅でプラムジュースを作ったので、どうでしょうか?と言うお話を頂きました。
管理栄養士が、子ども食堂でプラムジュースを注ぎ分けています。
【目次】
1.職員さんの気持ちが広がる
2.ボランティアとは
3.「地域福祉」の推進に必要なこと。
4.まとめ
1.職員さんの気持ちが広がる。
今回は、法人に勤務する看護師スタッフから「家族がプラムをたくさん収穫しました。これで何か皆さんにできないかしらと、提供しやすいジュースを作ってくれました。子ども食堂の方に、寄付できないでしょうか?」日頃の法人内でのいろいろな活動が、スタッフのご家族までに広がっているのかと、お申し出にとても嬉しい気持ちになりました。そのお話の際にも、夏の時期でなるべく提供しやすい方法はと、考えて頂いたようです。
2.ボランティアとは
ここでボランティアについて、今はとても一般的になった言葉ですが特に、大震災を通して多くの方に広がって行ったと言う話を聞きます。「自発的に他者や社会のために無償でおこなう活動、またはその活動をおこなう人」を指す言葉です。元々は英語で「volunteer:志願兵」という自発的に軍隊に入る人のことを指す言葉でした。さらに語源をたどると「volo(ウォロ):進んで~する」というラテン語につながるそうです。図の4つの大原則がまさしく、今回のジュース作りにも当てはまっています。こちらから依頼した訳ではなく、スタッフのご家族が、
・ご自身の意思で
・子ども食堂に提供したい(誰かの支え手)
・無償性(収穫したプラムを手作り)
・自由な発想を持って(提供方法の工夫)

お申し出を頂いた、とてもシンプルですが図の説明にあるように、やはりお申し出には多少の勇気が必要だったのかもです。
3.地域福祉の推進に必要なこと
以前も、この課題に触れましたが、今回の事例でお一人お一人の気持ちがとても大切なことだと、感じました。だれでもが地域福祉を推進することは良いことであり、必要なことだと感じてはいるけれども、一歩踏み出すことには勇気が必要です。相手がどう思うか?
果たして、自分がしようと考えていることが受け入れてもらえるのか?やはり、日頃からのコミュニケーションが大切だと感じます。

ジュースを飲む子供たち

4.まとめ
今回のコラムは、ふとした法人スタッフご家族様の温かいお気持ちが、このような形となり、子ども食堂の皆さんの嬉しいお顔の写真が届きました。その写真を見て、私自身もとても温かい気持ちになり、スタッフもご家族さんも喜んで頂けたと思います。善意の輪が広がり、地域全体に行きわたることが地域福祉推進の原動力となっていくのではないでしょうか?
皆さんにとって「地域福祉」とは、どのような印象ですか?